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猿と箱とバナナと執着

ある日、ふと思い出した話があります。

猿が箱の中のバナナを掴んで離せなくなる、という有名な寓話です。


猿は箱の中に手を入れて、しっかりとバナナを握ります。

でも、その拳のままでは、手が抜けません。

ただそれだけのことなのに、猿はバナナを離そうとしない。

「せっかく掴んだんだから」「これを手放したくない」――そんな気持ちが強すぎて、

結局、箱に手を取られたまま動けなくなってしまうのです。


人間の「執着」も、なんだか似ているなと思う。

過去の出来事、人間関係、地位やプライド。

「これがないとダメだ」と思い込んで、心を箱の中に閉じ込めてしまう。

でも実は、手を開いてみれば、自由になれるのに。


執着を悪いものだとは思いません。

それだけ真剣だった証でもあから。

でも、今、何かに縛られて苦しいなら、

少しだけ手を緩めてみてもいいのかも。



手を開いた先には、思っていたよりも広い世界が待っているかもしれないから。

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